安全配慮義務違反を否定する会社から総額約7500万円を獲得した事件
会社からの支給額 | 約6100万円 |
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合計 | 約7500万円 |
相談者(被害者)の概要
年齢・性別 | 43歳(症状固定時)・男性 |
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職種 | 溶接工 |
疾病名 | 左大腿開放骨折、橈骨骨幹部骨折、小指環指基節骨開放骨折、眼球打撲傷 |
障害等級 | 併合2級 |
事故内容と障害内容
某企業の工場内において、溶接工の被災者が工場長から圧力容器の修理を依頼され、圧力容器の亀裂部分を溶接した後に空気を注入したところ爆発が起きました。当該爆発に被災者が巻き込まれ左大腿開放骨折、橈骨骨幹部骨折、小指環指基節骨開放骨折、眼球打撲傷などの傷害を負いました。
労災保険において左下肢切断につき後遺障害等級第4級5号、小指・環指に対する神経症状につき14級9号、顔面醜状痕につき7級12号が認定され後遺障害等級併合2級が認定されました。
相談内容
会社内で被災者が甚大な被害を受けたことから、労災保険や会社から適切な補償がされるのかなどのご相談がありました。
当事務所の対応
勤務先の会社は「安全配慮義務違反はない」との見解を示していたため、治療期間中からの交渉、労災保険からの給付サポート、裁判による解決までのサポートをさせて頂きました。
結果
本件被災事故によって被災者は極めて甚大な被害を負い、また、相手方となる会社は「安全配慮義務違反」は無いとの争いの姿勢を示していたため訴訟提起し最終解決をしました。
訴訟提起の結果としては、被告会社に安全配慮義務違反があることを前提とした「和解」で解決しました。本件被災事故によって労災保険給付からの休業補償・障害補償給付及び相手方保険会社からの支払として約7500万円(治療費関係を除く)を獲得しております。
所感
労災事故は、労災保険からの給付のみならず、会社に対する損害賠償請求ができる可能性がございます。甚大な被害を回復するためにはしっかりとした準備が必要になります。是非、弊所の労災事故無料法律相談へお問い合わせ下さい。
最後に、「労災事故に巻き込まれて苦しんでいる被害者のために」との想いから上記の解決実績を作成することをご承諾いただいた被災者の方には弊所所員一同心より感謝申し上げます。